
昨年、毎日楽しみにしていた朝ドラ「あさが来た」が終わってしまいがっくりしていたのも束の間、
4月から始まった「とと姉ちゃん」も毎日楽しく見ています。
視聴率も23.6%と、人気のドラマになっているようです。
父親役の西島さんが役の上で結核になり、早々に画面から姿を消してしまって残念無念…。
また、東京で初めて会ったおばあ様役の大地真央さんが、髪こそ白くしていますがお顔は艶々で、
とても「おばあちゃん」っぽくないなど、いろいろありますが…
先日、東京の女学校校舎が画面に映った時、「この学校、よく知っているところでは?!」と思いました。
やはり、近隣の「埼玉県立深谷商業高等学校記念館・二層楼」でした。
国登録有形文化財に指定されています。
地元の有力者であった渋沢栄一や大谷藤豊らが設立に尽力し、深谷商業が創立されたのは1921年(大正10年)。
現在の記念館であるフレンチ・ルネサンス様式を基調とした木造二階建て校舎が建設されました。
埼玉県内で唯一、完全な形で残る大正期の木造校舎として知られていて、近くを通りかかったときにパチリ。
日曜日には一般公開されているようです!
以前も朝ドラ「おひさま」で、実家の父の母校も撮影に使われました。
かつては趣のある校舎が多かったのですね。
とと姉ちゃんこと常子のモデルは大橋鎭子さん、雑誌『暮しの手帖』の創刊者です。
1948年の創刊、そこから70年近く経った今なお、ほぼ同じスタイルで出版され続けているというのは、
この盛衰激しい出版界、雑誌界では稀有なこと!
この中に掲載されている大橋さんのエッセイは『すてきなあなたに』という単行本になっていて、
私も持っています♪

『暮らしのヒント集』は暮しの手帖社による編集で、毎日の暮らしを美しくする469の工夫とアイデア。
「暮らしを豊かに楽しくしてくれるのは、ささやかな工夫です。工夫とはあなたらしさでもあります」
こんな素敵な言葉が載っています。
毎日の雑多な諸々に流されそうなとき、パラッとめくると癒される本たちです。
これから主人公が出版の仕事に関わっていく、ドラマの今後の展開も楽しみです♪