
公開を楽しみにしていた映画『信長協奏曲』を観てきました。
TVドラマもずっと見ていて、漫画原作のこの作品設定が面白いなぁと思っていました。
日本史上稀代の異端児、織田信長は現代からタイムスリップした人間だった!
その変わり者っぷりも、現代人ならなるほどと納得できる部分もあります。
それだけに、視聴率も良かったのではないでしょうか。
いつもの近隣映画館も、なかなかの人出でした!
お客さんは老若男女、様々で、
TVドラマを見ていました、原作漫画が好きです、歴史が好きです、等々…。
TVドラマがこれからいよいよ面白くなるというところで終わっていたので、
やはり「本能寺の変」の場面は絶対に見たいですよね!
そして「サルくん」こと豊臣秀吉の謎めいた部分は何なのか…?
もしかしたら歴史が変わるのか?
最後、信長となったサブローは現代に戻れるのか?!
これらの謎解きをしながら、史実を交えて映画が進んでいきます。
信長を演じた小栗旬と秀吉を演じた山田孝之の演技に惹きこまれました。
この二人の個性を存分に引き出している映画でした。
面白かった!!
この時代の信長・秀吉・家康は、どう描かれても面白いですよね。
本能寺の変についても様々な解釈があり、戦国時代を生き抜くために多くの策略や思惑が交錯し、
真実がわからず多くの説があり、度重なる小説化、映画化、ドラマ化に耐えうる面白さです。
今、また読み始めているコミック「へうげもの」では、本能寺の変の策士は千利休、実行役は秀吉、
となっています。
映画もそれに近く、うっかりその罠にはまってしまい反逆者として始末されてしまうのが明智光秀、
最後にそのすべてをさらっていくのが家康です。
日本史の中でも、実にドラマチックな50年間ですね。
この時代の末に今がある、と最後に思わされる終わり方も良かったです。