
今年、全国書店員が一番売りたい本は『告白』。
6日、東京の明治記念館で「2009年本屋大賞」の発表会が開かれ、
湊かなえさんの『告白』(双葉社)が大賞に選ばれました。
全国の書店員による投票により選ばれる「本屋大賞」も今年で6回目。
今まで大賞になった作品はいずれもベストセラーとなり、映画化・ドラマ化されています。
今年の『告白』は湊かなえさんの単行本デビュー作にも関わらず、
すでにベストセラーとなっていました。
第29回小説推理新人賞も受賞しています。
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示します。
ひとつの事件をモノローグ形式で事件当事者達「級友」「犯人」「犯人の家族」から、
それぞれ語らせ真相に迫る告白形式の小説です。
私も読みました。
緻密に構成されたミステリーで、読者を引き込ませる文章力。
ただ何としても暗いし、気分が落ち込んでいってしまうのです。
被害者も加害者も生徒で、犯行現場が学校ですし。。。
図書館には入れませんでした。
10位までの結果は以下のとおりです。
1位 『告白』 湊かなえ 双葉社
2位 『のぼうの城』 和田竜 小学館
3位 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司 角川書店
4位 『テンペスト』 池上永一 角川書店MM
5位 『ボックス!』 百田尚樹 太田出版
6位 『新世界より』 貴志祐介 講談社
7位 『出星前夜』 飯嶋和一 小学館
8位 『悼む人』 天童荒太 文藝春秋
9位 『流星の絆』 東野圭吾 講談社
10位 『モダンタイムス』 伊坂幸太郎 講談社
私は10冊中5冊読みました。
私としては『のぼうの城』『悼む人』が良かったです♪