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通し狂言「仮名手本忠臣蔵」@歌舞伎座


この週末は、2日にわたって通し狂言仮名手本忠臣蔵」を歌舞伎座で観劇しました。

松竹創業百三十周年を寿ぐ通し上演で、
松竹100年記念以来、30年振りとなる歌舞伎座での三大名作のひとつが一挙上演!
今まで各々の場面をいくつか観てきましたが、通しで観た方がきっとよくわかるし、
感動もひとしおなのでは?!と思い、友人と3か月前から楽しみにしていました♪

作品は、亡き主君の仇討ちを見事果たした衝撃的な事件「赤穂浪士の討入り」が題材、
幕府に気を遣い時代設定や場所を変え、登場人物も実名では登場しないように、
並木千柳、三好松洛、竹田出雲らによって作られた全十一段の大作です。
役者さんも、仁左衛門さん、菊五郎さんを始めオールスターキャストで豪華です!

かといって、午前11時から夜9時までぶっ通しで見るのはさすがに辛い!
ということで、1日目は昼の部のみ、2日目に夜の部を見て〆ることにことにしました。

1日目は
大序:古式ゆかしく、壮大な物語の幕開き
三段目:殿中で起きた、前代未聞の刃傷沙汰
四段目:主君の無念の思い、忠臣由良之助の決意
道行:美しい景色のなか、逃避行する恋人たち

途中休憩もありますが、4時間半にわたる緊迫の大熱演に釘付けになりました。
切腹事件もあり、休憩時間には新橋 新正堂の「切腹最中」を♪
つやつやの餡子の中に求肥も入っていておいしいです!
午前11時から午後3時40分まで舞台を見て、私はそのまま銀座泊。

翌日の開演は午後4時半からなので、ランチは銀座のホテル14階でアフタヌーンティ☆
今の時期限定のイチゴ尽くしのストロベリーアフタヌーンティー
友人が一足早くお誕生日を祝ってくれました♡
ワンプレートで提供されるのも豪華で良いですね。
 
ゆったりしたソファ席でこれらのお茶を次々お代わりしながらゆっくりお喋り、
歌舞伎のこと、趣味のこと、頑張っていること、家族のこと…とめどなく…

午後4時半からいよいよ夜の部の開始です。

五段目:50両の金を巡る、闇夜の出来事
六段目:勘平とおかる、悲しい運命の別れ
七段目:華やかな廓、由良之助の本心
十一段目:遂に討入り、晴れやかな大団円

帰宅が遅くなるので途中で出ようかと思いましたが、最後9時まで観て良かった!!
雪の中、四十七士が屋敷を襲い本懐を遂げた後、勢ぞろいして首を捧げる場面には、
とても感動し、日本人(中高年男性)に忠臣蔵が人気のあるのに納得しました。
この2日間の通し狂言もいつになく男性の姿が多かったです。
舞台上のお芝居にハラハラしたりしんみりしたり感動したり怒りが沸いたりと、
盛りだくさんの人間模様に、2日間心が揺さぶられ通しでした。
2日間4時間半ずつ狭い座席に座り続けて足腰が疲れて大変で、
自宅が遠いため通しで観るには朝早く夜遅いのが難点でしたが、
それを越える通し狂言の魅力を存分に堪能し、楽しく得難い経験でした!!